ユネスコの世界遺産候補の一つとして注目されている場所。
「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」
そうだ、天草へいこう。
やわらかな響きをもつこの島へ、家族をともない旅しました。
行き当たりばったりのテント生活。
キリシタン文化の繁栄、弾圧、潜伏、復活。
時代に翻弄され続けた島。そこは南蛮文化の玄関口。
開かれた島だからこそ育った世界に誇れる文化遺産。
日本の西の端っこで、水平線をみていました。
夜に海へ沈む太陽、朝に海へ沈む月。
禁教時代、潜伏期の信仰を物語る資産に触れる旅。
かの与謝野寛(鉄幹)や北原白秋も自由を求め、
この地を徒歩で目指したこと(「五足の靴」の一行)を知りました。
自由と博愛、真理を求める気持ち。
平成の時代を生きる僕にも、心から共感できる歴史を感じます。
崎津の西にある自由な海で、
たくさんの野生イルカにも遭遇できました。
革命と保守、平等と封建。