妻と子どもの漢方茶を煎じながら、回顧展の2週間を振り返っています。家族は接待の疲れがでたのか、咳と熱に苦しんでおります。
あちらの世界へ旅立った人間とのコラボレーション、子どもたちは亡き祖父との新しい関係性を築けた様な気もしています。
個展の様子を地元の津山朝日新聞社に掲載していただいたおかげで、たくさんの方に来訪していただきました。はじめてお会いする方、お久しぶりのみなさん、ギャラリーカフェは亡き父を語る人々で、座る場所が足りないくらいにぎわいあいました。
生前の父を知らない人々も、昨日会ってきたかのように親しみ深く、存在を感じてくださっていました。
通常業務と、新規事業を、同時に進行させながらの展覧会。思いつきでNLPのワークショップを企画したり、最終日翌日にはコカリナコンサートや中学生対象の講演会も計画しておりました。
周りの人々に迷惑をかけ、目一杯たのしんだ僕の2週間が終わります。
個展の芳名帳を、感謝の気持ちで見ています。最後のページに記念病院の牧山先生のお名前がありました。故松本安正さんの主治医と、かかりつけ薬剤師。医学薬学の限界を感じた死との対面、科学ではどうしようもない現実があることの学び。この町のあたたかいご縁に、あらためて深く頭を下げたいと思える時間。
美術の家に育った山田さんからのコメントを紹介させてください。
津山の末田さんが開いたご尊父のコレクションなどの展覧会に行ってきました。
古美術や趣味の輸入車を愛した遊び心豊かな方だったそうです。
没後6年の日に合わせてお店の多目的スペースで開催されています。
公共のスペースや補助金に頼らなければ、このような
プライベートに振ったイベントが出来るという見本のような行動だと思いました。
アートイベントの将来を考えると町の中心部に
このようなスペースがたくさん必要です。
そういう意味では大きな可能性の提案でもあります。
「薬局の可能性を探る」
起業して以来、そのテーマに注力してきた僕の7年。父が他界してからは6年の月日です。
地域の人々に、仕事で認めていただきたい。その想いで突き進んできた七転八倒の人生。
これで、ひと区切り。
いよいよ次のステージに進めそうです。