個展の三日間が終了しました。
来週の日曜日まで続きますが、スタートひとくぎりです。
そこでいま感じていることを、書き記しておこうと思います。
僕は以前から、人が「生きる」ということを考えるのが好きな「人間」のひとりでした。
生きていく中で、こころにひっかかったものを大切にして過ごしてきたように思います。
年少期にはサンテクジュペリの「星の王子様」、青年期にはメーテルリンクの「青い鳥」。
梅原猛の「哲学」や、吉村貞司の「日本美」を読みあさっていた大学時代。
幸せとは、どういう状態のことをいうのだろう?
いろんな経験をさせていだいたモラトリアム期で、僕は自身に問い続けていたように思います。
人は幸せになるために、生まれてきます。
不幸になるために、生をうける人はいません。
じゃあ、真の幸せとは、いったい何をさすのでしょうか?
今回の個展を通し、僕の心の奥で感じたことを話します。
生きてること、そのこと自体がとても価値のあるもの。
今の私たちが忘れかけている、一日一日を生きる価値。
そのことに改めて気付かせていただいた時間です。